従来では難しい多色刷りが可能な転写箔

カタニ産業株式会社の「FINEFOIL(ファインフォイル)」は、ホットスタンプのトップブランドとして、多くの用途で活用されています。

ホットスタンプの1つである多色印刷転写箔は、容器などの成形品に対して従来では難しかった多色印刷を1工程で加飾できる方法で、カタニシルクスクリーン転写箔を使用すればベースフィルムにシルク印刷された絵柄を、そのまま容器に熱と圧力で転写することが可能です。

この方法を利用すれば、直接容器に印刷した風合いが得られることや、位置寄せが難しかった多色印刷に加えて細字の印刷も美しく表現することができます。

実際に転写箔を利用した活用方法としては、部分蒸着が挙げられシルクスクリーン印刷とホットスタンプの工程を1つで完結できるため、箔押しと同様の部分的な蒸着表現が行えるので高級感のある演出が行えるメリットがあります。

また容器に直接印刷することが困難であった微細な文字を表現可能となるので、化粧品の容器など成分表示などの表現を認識性の高いものにすることが可能です。

この方法は樹脂以外にガラス用も用意されており、直接印刷では難しい多色刷りが行なえます。

ガラス以外には金属容器の塗装面上への転写も行え、シルクスクリーン印刷を活用して隠蔽性を活かし基材の金属調を部分的に抑えることが可能です。

HOLOグリッターシルクスクリーン転写タイプや、エンボス調のベースフィルムを使用した表面にシボを表現するEMFシルクスクリーン転写タイプなど、ニーズに合う特殊なタイプも用意されています。